スイスの高級ブランドのひとつとして注目を集めているのが、ビジネスマンからも絶賛されているバリーです。高品質、高性能、洗練されたデザインなど、他を圧倒するスタイルに特徴があるブランドです。シューズにも定評があり、そのバリーの特徴や魅力などについて紹介します。
スイスの人気ブランド バリー
バリーと言えば、高品質且つエレガント、さらにはブランド独自の洗練されたスタイルに定評があり、それがそのままブランドの人気へと繋がっています。
世界中の人から注目されていますが、その中でも特にビジネスマンからの注目度が高い、と言われています。
バリーは1851年に、カール・フランツ・バリーが弟と一緒に設立したBally&Coが始まり、と言われています。
ブランドを設立した当時は、主にゴム製のリボンなどを製品化していましたが、バリーがパリに出張した時に見つけたシューズにも力を入れるようになったのです。
バリーは、街で見かけたパリジェンヌたちが履いていたシューズに魅力を感じ、それが靴作りの原点になったと言われています。
その後は専用工場を建て、事業の規模を拡大していくことになりました。
靴を効率的に生産
バリーは靴作りも始めるようになりますが、1870年代に入るとアメリカやイギリスで最新技術を取り入れ、それによって靴の効率的な製造に成功します。
靴を効率的に生産することが可能になったこともあり、今度はヨーロッパ諸国に進出して、靴を大量生産していくのです。
その当時は、1年間に200万足ものアイテムを生産するまでの規模にまで拡大していきました。
このようにして生産されたバリーの靴は、どれも素材の良さや洗練されたデザインが高く評価され、高級ブランドとしての地位を築くことになり、その後も成長を続けていきます。
その間に第一次世界大戦や第二次世界大戦、世界恐慌などの影響を受けましたが、バリーが織り成すアイテムは様々な場面で使用されるようになり、成長を続けることができました。
バリーとしてのブランドの確立
バリーは数多くのシューズを展開していきますが、1950年代に入ると、スクリーブと呼ばれる男性向けの靴を発表し、それが売れたことでブランドとしての地位も確立することになりました。
1976年以降は靴以外のアイテムも手掛けるようになり、アパレルやレザーアイテムでもある財布やバッグなどを提起するようになったのです。
バリーのスクリーブ
バリーと言えばスクリーブが代名詞でもありますが、スクリーブは半世紀もの間、紳士たちの足下をキレイに演出し続けてきたアイテムでもあるのです。
1951年に当場したスクリーブは、破綻がないステッチワークや気品のある手染めアッパー、アイテムをしっかり支えているコルクや糸ひとつに至るまで、その全ての素材が天然のものでできているのが特徴です。
それらのアイテムを、ひとつひとつを熟練した職人が仕上げており、その伝統的な制作のスタイルが今も受け継がれています。
バリーのスクリーブは、現在でも親しまれているため、世界から注目される逸品でもあります。
そんなスクリーブは今も進化を続けていて、世界中にいる紳士の足下を飾り続けています。
最高級とも言われるアッパーレザーに加えて、豊富なバリエーションに定評があり、履くたびに優雅さを実感できると評価されているのです。
世間的なイメージ
バリーはスイスの高級ブランドですが、世界から、特に日本ではどのように見られているのでしょうか?
世界同様、日本国内にも多くのバリーファンがいますが、日本国内での一般的な知名度はそう高くはないようです。
日本の場合は、有名な海外ブランドと言えばルイヴィトンやエルメスなどをイメージする人が多く、そのような人気ブランドが堂々と市民権を得ているのが理由とされています。
特に価格帯が変わらないブランドになると、どうしても知名度の高いブランドへと興味が注がれることが多い傾向にあります。
日本人はアイテム自体の質というよりも、たくさんの人が認知しているブランドなのか、あるいは他人に自慢できるブランドなのか、という点を意識する人が多いとも言われています。
そのためバリーがどんなにスイスで有名なブランドと言われても、それだけで購入しようと思っている人は、どうしても少なくなってしまうようです。
ただバリーは日本でも徐々にブランドとしての知名度を上げていますので、今後の動向が期待されます。
流行に敏感で、さらにはファッションに長けている人であれば、バリーの価値をしっかり理解できるのではないでしょうか。