世界には数多くのブランドがあり、それぞれに特徴があります。紹介するセリーヌは世界的に人気があるラグジュアリーブランドになり、様々な種類のファッションアイテムを提供しています。またセリーヌは靴にも定評があり、国内外を問わず人気のアイテムとして注目を集めているのです。
ラグジュアリーブランド セリーヌについて
セリーヌと聞くと、ラゲージバッグをイメージする人もいるのではないでしょうか。
セリーヌのことはよく知らないが、ラゲージバッグなら知っている、という人もいるかもしれません。
セリーヌというブランドは、多くのセレブが我こそは、とこぞって利用したことから、世界的にも有名になりました。
一般的にバッグが有名なブランドのようにも思えますが、ブランド設立当初はバッグではなく、子供の靴を専門に取り扱うオーダーメイド店だったのです。
そのことを、あまりよく知らない人も多いのではないかと思います。
その辺りのことを踏まて、セリーヌの歴史を紹介します。
セリーヌは、1945年に女性実業家でもあるセリーヌ・ヴィピアナが、パリで子供靴の専門店をオープンしたのが始まりと言われています。
その時は夫のリチャードも一緒に営業を手掛けており、主としてオーダーメイドの子供靴を提供していました。
当時はパリの中でも人気のある、伝統的な職人技術を駆使した高品質のシューズを提供していたこともあって、瞬く間にその名声は広まっていきます。
多くの人から注目を集めるようになりましたが、その中でも特に上流階級の方々を中心に、その人気が広がっていったようです。
そうして子供靴の提供を専門にスタートするのですが、購入したアイテムを履いた子供たちの成長に合わせたものを提供するために、ブランド創業より14年後に子供靴のみならず、大人向けの婦人靴も提供するようになりました。
子供向けと婦人靴に加え、スカーフや香水、人気のバッグなども手掛けるようになっていくのです。
このようにしてセリーヌはその人気を広めていくのですが、1967年にはプレタポルテをスタートすることに成功します。
こうすることで子供靴はもちろん、それだけではなくトータルファッションブランドとして、世界から認められるブランドへと成長を遂げていきました。
なおセリーヌがバッグの生産を手掛けるようになったのは1960年代の後半であり、その当時は現在でも続いているようなセリーヌのモチーフとして有名な馬車の柄や、馬車の金具をモチーフにしたバッグなどを手掛けるようになり、バッグでもパリを代表する人気ブランドとして君臨するようになったのです。
セリーヌの転換期
セリーヌは何度か転換期か向かえますが、二度目の転換期が2008年に起こります。
それがクリエイティブディレクターとして、元クロエのデザイナーのフィービー・フィロを迎えたことです。
フィービー・フィロ氏というと、クロエに在籍した時にシーバイクロエを手掛けたことでも有名な実力派のデザイナーで、セリーヌの代表作でもあるパティンバッグは、そのクロエのヒット作でもあるのです。
セリーヌにフィービー・フィロ氏が就任した後に手掛けたバッグには、今や世界的に有名なラゲージがあります。
洗練されたデザインや、インパクトの大きいデザインに定評があり、数多くのセレブが愛用したことで話題になったブランドバッグです。
サイズは豊富にあり、持ち運びにも便利なことから次第に人気を得ていきます。
このような転換期を上手く乗り越えたことで、現在も次々にヒット作を展開することができるようになったのです。
セリーヌの人気シューズとは
セリーヌは、元々は靴の生産からスタートしたことから、今までも様々な種類のアイテムを提供しています。
人気のアイテムはたくさんありますが、そのひとつがブーツです。
セリーヌが生み出すブーツは、長い時間履いても疲れにくいと評判になっています。
計算されたヒールのシルエットに理由があり、常にユーザー目線でアイテムは生み出されています。
セリーヌのブーツは、付け根と先端部分が少し広い面になっているのが特徴であり、ウッド調のスタイルが外部からの衝撃を吸収してくれます。
またパンプスやサンダルにも人気があります。
セリーヌのパンプスとしては、エリプティックヒールパンプスやバレリーナパンプスなどが評判です。
セリーヌのサンダルは春夏だけではなく、冬でも履けるデザインになっているのが特徴です。
ラインナップを見ても、セリーヌの靴はどれも1年中を通して履きたくなるものばかりであり、サンダルも同じ傾向にあります。
それがブランドの魅力なのかもしれません。