マドエレンが手掛けているアイテムに惹かれる人も、少なくはないと思います。フランスが誇るフレグランスブランドのひとつがマドエレンですが、こちらのブランドはこれまでも数々のアイテムを世界中へ展開しています。そのひとつが「GRAPHITE(グラファイト)」になり、その凛とした香りに定評のある逸品です。マドエレンが手掛ける、GRAPHITEの魅力について紹介します。
マドエレンのGRAPHITE
南フランスのアルチザンで誕生したのがGRAPHITEであり、こちらはマドエレンの手法である花や果実などの天然由来成分を手作業によって抽出し、それを香料として使用しています。
天然由来によって作られた香料は、香水にすると優しい香りになり、さらにいやらしさの無い素敵なものにしてくれることから評判です。
マドエレンのアイテムは、誰か気になる人と会う時や、食事などをする際に付けるのにも適しています。
そしてGRAPHITEもまた同じであり、こちらのアイテムは生きている木々の香りや黒鉛などをイメージして作られたものです。
調香されたパフュームに特徴があり、全体的にスモーキーな感じに仕上げられています。
さらに色気を演出してくれるような香りも、GRAPHITEの特徴と言えるでしょう。
キレのある香りに加えて甘ったるい要素がありませんので、付けるだけで気分を変えることも可能です。
GRAPHITEを付けるだけで、どことなく男性的なムードを漂わせる雰囲気を醸し出してくれるでしょう。
そのようにして包み込まれることで安心感を得ることができ、それが感情に訴えかけてくれるのです。
GRAPHITEの容器に使用されているのは鉄製の器になり、これは全てマドエレンに在籍している熟練した職人の手作業で作られています。
そのため世界でひとつのアイテムであり、どこを探しても手に入れることができないのです。
マドエレンのHumusとの対比
マドエレンでは数々のアイテムを提供していますが、その中でもGRAPHITEはたくさんのユーザーから親しまれている逸品と言えるでしょう。
GRAPHITEはHumusと対比されることもあり、どちらも人気の高いフレグランスです。
使用したことがある人もいると思いますが、Humus は数多く存在する香水の中でも稀で、好きなのか嫌いなのかが分かりにくい系のタイプではないかと思われます。
湿度を持ったスミレの香りに特徴があり、全体的に「雨に濡れた花園」という風情をイメージさせてくれそうな仕上がりをしています。
ただそれでもお肌に付けると、その魅力に惹かれることは間違いないはずです。
一方でGRAPHITEは、初めから好感触を得ることができます。
その状態を一言でいうと、その名の通りの黒鉛の香り、つまりは墨の香りなのです。
Humusは「好きなのか嫌いなのかよく分からない」という性質がある一方で、GRAPHITEはその存在感の強さから好きな人はすぐに惹かれてしまう印象のあるアイテムと言えます。
GRAPHITEは実際に使ってみると分かると思いますが、トップは特に紙とインクの香りが強調されます。
パインにある少量のグリーンに加えて、Camphor(樟脳)を感じることもでき、時間の経過によって徐々にシダーウッドに落ち着いていくのです。
他の香水では見ることができないような雰囲気を感じることができるGRAPHITEは、その凛とした香りが好きだという人も少なくありません。
ただそこには甘みはなく、季節は冬がピッタリで、さらに何度も繰り返しその匂いを嗅いでしまうタイプのアイテムです。
香水というと拡散性が気になる人もいると思いますが、GRAPHITEはそこまで拡散性は強い方ではなく、実際の持続は平均すると4〜5時間程度ではないかと思われます。
場合によってはそれ以上、それ未満になることもあるかもしれませんが、大体は上記の時間を目安にしておくといいでしょう。
4〜5時間が経過すればひと段落するGRAPHITEは、そんな感じのフレグランスと言えます。
ただ時間が経過しても鼻をくっつければ、その後もしばらくは良い香りを満喫できるでしょう。
パンフレットなどの説明では、「切り落とされた状態のままの木材と石灰岩をミックスした香り」という記載もありますが、あるがままの香りを楽しめればいいのではないかと思います。
五感に訴えかけるGRAHITE
マドエレンのGRAPHITEは、マドエレン特有の五感に訴えかけるアイテムです。
香水を付けることで、遠い過去の記憶や心の奥深くに閉じ込められた感情が、呼び起こされるかもしれません。
GRAPHITEには、そんな魅力も秘められているのです。