アメリカで生まれたオールデンとは?
オールデンと聞くと、どのようなイメージがあるでしょうか?
「有名なブランド靴」、「履き心地の良い靴が好き」、「思わず惹かれるブランド」など、人によって様々ではないかと思います。
ブランド靴をまだ履いたことがない方や、名前を知らない人もいるかもしれません。
そんな方は、是非オールデンの靴を手に取ってみることをおすすめします。
オールデンが持つ素敵なスタイルに魅了されることはもちろん、すぐにファンになるのではないかと思います。
オールデンが手掛けている革靴の数々は、不思議なことに一度履くと、まるでオールデン愛好家にでもなったような気持ちになると言われています。
そしてそれ以降は他のブランドには目もくれなくなり、ただひたすらオールデンの革靴だけを求めるようになるともいうのです。
では何故、こちらのブランドはそこまで男心を刺激することができるのでしょうか?
それは男性の心を刺激したり、魅了したりする要素をたくさん含んでいるからと言えるのです。
オールデンについて
オールデンは、1884年にアメリカのマサチューセッツ州にある、ミドルボロウと呼ばれる町で誕生します。
その当時は現在のような既成靴ではなく、ドレスシューズやカスタムメイドブーツなどの受注生産が一般的でした。
その後は創業者であるオールデン氏が引退し、革靴の経営権はターロウ家に譲渡されることになります。
現在の4代目まで、一族による経営が続いているのです。
工場もいくつか移転しており、具体的にはノースアビントンやブロックトンと2回に渡る工場移転を経験し、1970年に現在の原点になったミドルボロウに最新設備を備えた工場を建設しました。
オールデンが提供している革靴は、伝統的なグッドイヤーウェルト製法で行っています。
そのような革靴制作の伝統を維持しながら、医療向け製品の分野への開拓も試みているのです。
医療向けの分野では、足に何かしらの問題を抱えている人たちのために、無理なく履けるような医療用の矯正靴を開発したことで話題になりました。
そしてそれがファッション業界からも注目されるようになり、後に出てくる代表木型である「モディファイドラスト」が誕生するきっかけに繋がっていくことになります。
アメリカでも高い人気を誇っている
アメリカで生まれたオールデンは、トラディショナルな面はもちろん、より快適さを追求している点も特徴と言えるでしょう。
他のブランドよりも良い履きやすさを実現するために、厳選した上質な革質を追求しているのです。
それによって、履き心地の良さを実現させることに成功しました。
そのように作られたオールデンの靴は、現在ではアメリカだけでなく世界各国から注目されるような存在になりました。
アメリカにおいては、「アメリカ靴の王様」や「革靴の王様」などと呼ばれることもあるようです。
もちろん日本でも高い人気を誇っていて、こちらのブランドの靴を求める人は少なくありません。
オールデンのモディファイドラスト
オールデンの革靴は医療用矯正の靴から発展したもの、と言っても過言ではありません。
これまで提供されてきた作品の数々を見ると、シルエットや履き心地に大きな影響を与えるラスト（木型）など、その豊富なバリエーションが特徴と言えるでしょう。
確かに豊富なバリエーションにも魅力がありますが、それ以外にも、やはりモディファイドラストが大切ではないかと思います。
オールデンと言えば、モディファイドラストなしではブランド自体を語ることはできない、というほど重要なものでもあるのです。
オールデンのモディファイドラストというのは、O脚やX脚など足に何かしらのトラブル抱えている人たちを改善しようというものになり、それ自体が目的となったスタイルに定評があります。
例えば「くの字型シルエット」や「ほど良い傾斜の履き口」、さらに「より絞り込んだウエスト」は、一度でも履くと土踏まずが吸い付けられるような感覚になる、と言われています。
オールデンの靴は、かかとや土踏まずをしっかりホールドしつつも、ゆとり感のあるつま先が開放感を与えてくれる、と評判になっています。
これがモディファイドラストの最大の魅力と言えるでしょう。
