高級革製品はもちろん、それ以外のアイテムにも定評があるのが、ボッテガヴェネタです。幅広いジャンルのアイテムを展開しているのが特徴であり、イタリア屈指の高級ラグジュアリーブランドとして君臨しています。日本国内でも注目を集めているブランドのひとつである、ボッテガヴェネタについて紹介します。
ボッテガヴェネタについて
ボッテガヴェネタは、イタリアが生んだ高級ラグジュアリーブランドであり、現在はケリンググループに属しています。
1966年にイタリア北東部にあるヴェネト州で設立され、モンテベッロ・ヴィチェンティーノに存在しているヴィラを改築し、そこにブランドのアトリエを設置したのが始まりとされています。
ブランドの本社をスイスのルガーノに置き、イタリアのミラノやヴィチェンツァにも事務所を構えて活動しています。
ボッテガは、ミケーレ・タッデイとレンツォ・ゼンジアーロの2人によって創業され、これまでの経験で培った職人技を活用したレザーアイテムの製造や販売を目的にしていました。
その後はイントレチャートという特異なレザーの編み込み手法を編み出し、それによって多くの作品に提供できるようになったのです。
イントレチャートは、ボッテガヴェネタの代表的な手法として、広く世界に知れ渡るようになります。
このように生み出された手法は、現在もボッテガヴェネタを象徴づける技法のひとつとして知られているのです。
その後は1970年代に入ると、自分自身のイニシャルだけで十分という文言が入った広告キャンペーンがスタートします。
1980年代になると、世界的に有名な多くの著名人を顧客に抱えるなど、その人気は高まっていくのです。
それらの著名人の中には、ジャクリーン・ケネディ・オナシスやファラ・パーレビ元王妃去も名を連ねていたと言います。
イントレチャート技法の魅力
イタリアが生んだボッテガヴェネタは、元々は熟練した職人のハンドメイドによって編み出された、厳選した革小物だけを扱っていました。
ブランド名でもあるボッテガヴェネタは、イタリア語でヴェネトの工房という意味を持っています。
ブランドはイントレチャートの技法をアイコンのデザインとして、様々な種類のアイテムに取り入れているのが特徴でもあり、現在でもボッテガヴェネタの代名詞と言えるほどの人気ぶりです。
イントレチャート技法で仕上げた美しいデザインは、数多くのファッショニスタを魅了し続けています。
現在ではアパレル製品なども展開する、トータルファッションブランドとして成長を遂げており、アパレル製品としては靴も多大な注目を集めています。
ボッテガヴェネタのシューズ
ボッテガヴェネタが展開しているアイテムの中には、数多くのシューズもあります。
スニーカーを始め、ビジネスシューズやブーツ、サンダル、パンプスなど、メンズとレディースのそれぞれのアイテムに人気があります。
具体的には、パンチング加工 レザースニーカー、スエードレザー エンジニアブーツ、イントレチャート ラバーレインブーツ、サイドオープン パテント パンプス、ラムレザー シボ加工 フラット ロングブーツなどです。
他にも、イントレチャート レザースリッポンやイントレチャート レザーローカットスニーカー、イントレチャート スエードレザー ハイカットスニーカーなど、多種多様なアイテムを揃えています。
ボッテガヴェネタが提供しているそれらのアイテムは、どれもひとつひとつを丁寧に仕上げるなど、常にユーザー目線にこだわって制作しているのが特徴で、その姿勢が高く評価されているのです。
最新のメンズ・レディースシューズ
ボッテガヴェネタは、新作のシューズも続々展開されています。
そのひとつが、2019年にプレ・フォールによって登場したサンダルとローヒールパンプスです。
サンダルはイントレチャートの技法によって作られており、パンプスはポインテッドトゥの先端部分をスクエアで仕上げているのが特徴です。
ボッテガヴェネタの場合は、元々はメンズ向けのデザインとされていた厚底のバイカーブーツが、レディースにも採用されることになりました。
一方のメンズは、キルティングに作ったレースアップシューズが注目を集めています。
メンズとレディースのそれぞれが共通のアイテムとして、ブラック、ブラウン、ネイビーの3色を発表しています。
従来のものと比べて、よりスタイリングを強化させているのが特徴です。
ボッテガヴェネタは、従来のアイテムはもちろん新作のアイテムにも人気がありますので、試してみてはいかがでしょうか。