せっかくブランドの靴を購入したのに、あまり履かないまま劣化してしまっては意味がありません。ブランド靴を購入した全ての方が、少しでも長い間、履きたいと願っているはずです。そんな人たちにおすすめしているのが定期的なメンテナンスであり、日頃からしっかり手入れをすることで、長く履けるようになります。ブランド靴を少しでも長く楽しむために、おすすめのメンテナンスに関して紹介します。
日頃から注意したいこと
ブランド靴を少しでも長く楽しむために欠かせないのが、定期的なメンテナンスです。
メンテナンスと聞くと水洗いやブラッシングなどがありますが、それ以外のことも大切であり、例えば日頃の履き方にも注意をする必要があります。
履き方に気をつけることで靴の寿命が延びるなど、結果的にメンテナンスに繋がってくるのです。
ブランド靴を履く際には、以下の点をチェックしておきましょう。
◆靴を履く際は必ずシューホーンを用いる
まずはシューホーンの利用です。
シューホーンというのは、靴ベラのことです。
靴の種類にもよりますが、特に革靴の踵の部分は傷みやすい構造になっており、内側にある革が傷ついたり破れたり、糸がほつれたりすることも少なくありません。
シューホーンを使うことなく履く人もいるかもしれませんが、そのように無理に履こうとすると踵の部分が潰れますし、だからと言って指を入れて履こうとすると、今度は革が伸びてしまう恐れがあります。
いつも同じような行為を繰り返していると、徐々に劣化していきますので注意する必要もあるでしょう。
靴の傷みを少しでも和らげるためには、やはりシューホーンを使用するのが一番です。
シューホーンは靴を長持ちさせるためのものでもあるのですが、実は革靴の履き方をスマートに見せてくれる効果も秘めているのです。
外出先では、誰が見ているか分かりません。
そんな人たちに少しでも格好良い姿を見せたい、と思っている人もいるのではないでしょうか。
靴を長持ちさせることができ、スマートな格好良さを演出してくれるシューホーンを携帯しておくと、とても便利です。
携帯用のシューホーンをいつも持ち歩いていれば、外出先で脱ぎ履きする時にも便利です。
◆歩き方に注意する
靴のメンテナンスですが、歩き方も大きく関係してきます。
人によって歩き方は変わってきますが、踵やつま先は地面に接するために常に摩擦を生じ、それが多くなると傷みやすくなるのです。
踵の場合は、特にガニ股の方は外側の部分が、内股の人は内側の部分がすり減りやすくなり、その頻度が増えると劣化するスピードが早まります。
歩く時に足の先端部分に多くの体重が掛かってしまうと、つま先の部分がすり減りやすくなるのです。
靴底のすり減りを防止するためには、いつも正しい姿勢で歩くことが大切です。
全体の踵の部分を地面に着地させ、その後は足の指の付け根を使って蹴り出す感じで歩いてみましょう。
そして歩く時は、自分の足のサイズに合った靴を選ぶことも、大切なポイントになります。
自分の足のサイズにフィットしていないものを選ぶと、靴に大きな負担をかけてしまいますし、正しい歩き方が難しくなります。
購入した際に行うメンテナンス
ブランドの靴を少しでも長く履けるようにするためには、日頃からのメンテナンスも必要です。
長く履くためにも、購入した時は以下のケアを心掛けましょう。
◆革のケア
購入したばかりの革靴は、工場や工房から出荷される時に、仕上げのクリームを塗っています。
ただそのままの状態で自分の手に渡るとは限らず、その間に時間があると、購入した時は油分が乾燥していることもあるのです。
そのため、もう一度革に栄養を与える必要があります。
ブランドの靴を購入した際には、アッパー部分にクリームを塗ることをおすすめします。
履いた後のケアも大切なのですが、履く前のケアも施すことで、さらに靴の耐久性が増してくるのです。
◆スプレー保護
ブランドの靴を購入した際には、防水スプレーを掛けておくと、より効果的です。
それによって汚れを弾きやすくなり、汚れがついても落としやすくなるからです。
・ブランド靴の修理
ある程度の期間ブランド靴を履いていると、修理が必要になることがあります。
修理を怠ると劣化が進みますので、以下のタイミングで行うと良いでしょう。
◆ヒールが削れた時
靴の修理で依頼が最も多いのが、ヒールのトップリフト交換と言われています。
トップリフトというのは、ヒールの一番下にあるもので、地面と直接的に接するパーツです。
◆ハーフソールの補強
靴のソール部分は地面との摩擦が大きいので、履いているうちに次第に薄くなってしまいます。
そのため薄くなったタイミングを見計らって、ラバーやレザーなどで補強するといいでしょう。