ワイングラスについて
ワイングラスにこだわりを持つ人もいますが、それには理由があります。
ワイングラスの種類によって、ワインの味はもちろん香りなどが変化するからです。
どんなに銘醸なワインであっても、そのワインの特徴と合致しない形状のワイングラスを使用したら、ワインが本来持っている素晴らしさを感じることはできないのです。
その意味でもワイングラスはとても重要なアイテムと言えます。
ワインというのは、口にした時はもちろん喉を流れ込むときや量、位置などによっても味わいが大きく変わるものです。
さらにはワインの持つ繊細な香りについても、それぞれの生産者の想いが込められています。
ワインが持っている特徴や個性などを存分に堪能するためには、対象となるワインに合ったワイングラスを選ぶことが大切です。
ワインのペアリングとワイングラスに対する知識が身につけられれば、これまでよりもワインの魅力を最大限に満喫できるようになるでしょう。
ワイングラスの丸みと香り
ワインは、それぞれの産地や使われるブドウの品種によって、繊細な香りを個性として放ってくれます。
その香りを十分に引き出してくれるのがワイングラスになり、それぞれ種類によって実感できる味わいも変わってくるのです。
ワイングラスには、本体とボウルと呼ばれる丸みを帯びた部分があり、それぞれがワインが本来持っている香りを最大限に際立たせるために、計算して作られているのです。
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時間の経過を始め、ワインが空気と接触する面積や滞留できるような理想的な空間など、ワインが放つアロマを最大限に楽しめるようにしっかりとデザインされています。
楽しみはワインの銘柄などによっても変わってくるのですが、例えばソーヴィニヨン・ブランは若草やグレープフルーツなどと表現されており、それぞれのブドウの品種などによって、他のワインにはないような独特の個性を持つ香りを放っているのです。
その香りを十分に感じ取るためには、そのワインにマッチしたワイングラスを選択することが大切なのです。
ワイングラスの種類
ワインの味や香りを十分に満喫するためには、それぞれのワインに合ったグラスを選びましょう。
ここではワインにとって必要不可欠なアイテムである、ワイングラスの種類を紹介していきます。
まずは赤ワイン用のワイングラスからです。
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◆ボルドー型
ボルドータイプのグラスは、一般的なワイングラスと比べてやや大きめのサイズなのが特徴です。
こちらのワイングラスはボウル部分が縦長で、チューリップに似た形をしています。
メルロやカベルネ・ソーヴィニヨンなどの、赤ワイン用としても最適です。
◆ブルゴーニュ型
ブルゴーニュ型はボルドーグラスと比較すると、ボウルの部分に丸い感じが見られます。
ブルゴーニュタイプのワイングラスは、ブルゴーニュワインが持つ芳醇な香りを存分に引き出し、ピノ・ノワールで造る赤ワインにも最適です。
続いては、白ワイン向けのワイングラスです。
◆万能型
こちらはテイスティンググラスを、そのままの状態から少し大きくした感じの形状になっており、全体的に汎用性の高いワイングラスと言えます。
中庸な形状になっていますので、幅広い種類のワインに対応できます。
◆モンラッシェ型
モンラッシェ型は、白ワインの産地として知られるモンラッシェの地名の通り、繊細でありながらも果実味や柔らかい酸味が特徴のシャルドネから造られる白ワインに、ぴったりのワイングラスと言えます。
ボウル部分が少し大きくなっており、やや丸みが強いこともあって他の種類のグラスよりも香りを引き出しやすい、と言われています。
以下は、スパークリングワイン向けワイングラスです。
◆フルート型
フルートタイプは、シャンパーニュグラスとも呼ばれており、繊細な泡立ちを少しでも長く楽しめるように幅が細くなっていて、さらに少し高さがある形のワイングラスです。
ワインが本来持っている味や香りを十分に引き出してくれるのがフルート型、シャンパーニュグラスではないかと思います。
スパークリングワインの味や香りを満喫してみたい方は、事前に用意しておくといいと思います。
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